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生命情報科学の源流

第9回 1951年:ナポリの生命の糸

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1953年、カリフォルニア大学バークレー校

東海岸のウッズホール臨海実験所やテネシー大学で細胞分裂を研究した團がカリフォルニア大学バークレー校に着いたのは、1953年(昭和28年)2月半ば、渡辺に遅れること、1か月。團は実験に使うウニを太平洋で採集しながら付近の自然に親しんだ。「アリューシャンからの寒流が流れ、すぐに霧が出て頭巾のひさしから雫が落ちはじめる。霧の向こうからアシカの吼え声が聞こえる、実に野性的な自然だった」。ウニを使って、團は細胞分裂をつかさどるMAタンパク質(チューブリン)を単離。しかし、この秋、来たときと同じ貨物船で團が横浜にむかう頃には生物学の世界は大きく変わっていた。

第10回に続く(2008.7.25公開予定)

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