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生命情報科学の源流

第4回 1941年:鋼鉄の伝説

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関連書籍・映画のご紹介

本文に関わる事柄や時代を知るために役に立つ書籍や映画を紹介しています。

※歴史群像/太平洋戦史シリーズVol.13『翔鶴型空母』 (3ページ)

 真珠湾を攻撃した6隻の空母のうちの「翔鶴」と「瑞鶴」2隻は翔鶴型。本書の華は、驚くほど(呆れるほど)精巧に造られた瑞鶴の100分の1スーパースケールモデル。飛行甲板の左右に立つ空中戦アンテナは可動式で、航空機離発着時には、邪魔にならないよう、左右に倒れるところまで再現されている。

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※新装版・計算機屋かく戦えり (4ページ)

 黎明期のコンピュータに関わった技術者や研究者の声が記録されている。電卓から始まって、コンピュータ理論やプログラミング言語まで「計算機」に関係する分野を広く取り上げている。本編で紹介したパープル暗号機や戦艦の計算装置についても詳しい。1996年(平成8年)出版の初版に特別章を加えた新装版が2005年(平成17年)に発行されている。

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※映画『トラトラトラ!』 (4ページ)

 「トラトラトラ」は「我、真珠湾奇襲に成功せり」という意味の暗号文で、真珠湾上空の攻撃部隊から発信された。これは、1970年(昭和45年)に公開された日米共同製作映画。当初、日本側の監督として黒澤明が予定されていたが、さまざまな理由から降板。その経緯は2006年(平成18年)4月出版の『黒澤明vsハリウッド-「トラ・トラ・トラ!」その謎のすべて』(田草川弘著・文藝春秋刊)に詳しい。日本側の監督は、結局、舛田利雄と深作欣二が務めた。パープル通信を解読し、連絡するシステム等、興味あるシーンが続出。米国製のT-6練習機を改造して、零戦、九九式艦上爆撃機、九七式艦上攻撃機などの旧日本海軍の航空機に似せていて、迫力ある攻撃シーンが撮影されている。

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※真珠湾は眠っていたか (5ページ)

 ゴードン・W・プランゲ教授が37年間に渡って行った調査と研究の成果をまとめたもの。プランゲが1980年(昭和55年)5月に急逝したため、弟子のドナルド・M・ゴールドスタイン博士とキャサリン・V・ディロン米空軍退役上級准将の2人が遺志を継いで、3500ページに及ぶ遺稿を編集した。プランゲは、「思惑とか、証明すべき命題を持っていたわけではなく、また、誰かを批判したり、弁護したりする目的も抱いてはいなかった」としばしば語っていた。事実、日米いずれにも偏らない客観的な立場から真珠湾攻撃が描かれている。

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※映画『ハワイ・マレー沖海戦』 (5ページ)

 戦時の国威称揚を目的とし、1942年(昭和17年)に、日米開戦一周年記念映画として製作された。1941年(昭和16年)12月8日の真珠湾攻撃、同年12月10日のマレー沖海戦でプリンス・オブ・ウエールズを撃沈するところまでが描かれている。円谷英二の精巧なミニチュアモデルによる特撮に加え、実際の海戦の映像が部分的に挿入され、何よりも、海軍の全面協力により撮影された本物の戦闘機、攻撃機、航空母艦、軍艦などの登場によって実現した迫力は、戦時映画ならではのもの。

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※大日本帝国の興亡 (5ページ)

 日本人の妻を持ち、日本通でもあったジョン・トーランドが1971年(昭和46年)に発表したピューリッツァ賞受賞作品。二・二六事件から終戦までの大日本帝国の勃興と滅亡を描いた全5巻からなるノンフィクション大作で、第2巻「昇る太陽」は、1941年(昭和16年)11月真珠湾攻撃直前から始まる。パープル暗号を解読したマジックの記録などの資料や多くのインタビューを元に、日本、米国双方の側から、史実が克明に描かれている。

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※海から来たサムライ (5ページ)

 主人公の元海軍士官・鹿島丈太郎は消失した戦艦畝傍の乗務員だったという設定。彼は畝傍最後の寄港地シンガポールで下船したため、ただ一人生き残る。その6年後、1892年(明治25年)、外務卿・陸奥宗光より渡されたハワイ王国・王女カイウラニ宛の勅旨を手に、ホノルルへ向かう丈太郎。畝傍からとりはずした大砲を使って砲台の建設を目論む米国からハワイ王国を救うためだった。東郷平八郎、南方熊楠ら実在の人物も交えながら、史実を元に展開する冒険小説。

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※ナイロンの発見 (6ページ)

 ナイロンの発見者、ウォーレス・ヒューム・カロザースの全集と、ロージア・アダムス教授が書いた短い伝記をもとに、1945年(昭和20年)、井本稔京大教授によって書かれた“感情移入小説”とでも呼ぶべき作品。1914年(大正3年)10月、18歳6か月で今後の進路を考える高校生の時代から、ナイロンが販売される前年の1937年(昭和12年)4月29日に、自ら生涯を閉じるまでを日記の形式で綴っている。

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※海底軍艦 (7ページ)

1963年(昭和38年)東宝製作。伊号403潜水艦とともに脱出し、終戦を知らなかった元帝国海軍の神宮寺大佐が、密かに建造した海底軍艦が『轟天号』。艦首にドリルを持ち、さらには空をも飛ぶという超兵器である。この映画では、先に紹介した『ハワイ・マレー沖海戦』と同様に、この映画でも円谷英二が特撮監督を務めた。

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※鉄人28号 (7ページ)

1956年(昭和31年)から光文社発行『少年』誌で10年にわたって連載された同名漫画の初の実写版劇場映画。元々「身の毛もよだつ恐ろしいロボット」として構想された“鋼鉄人間”は連載の人気が上がると共に正義のロボット“鉄人”へと変わっていく。しかし、同時連載だった『鉄腕アトム』とは違い、あくまでも“メカ”であることには変わりなかった。映画では、舞台を現代に移し、主人公・金田正太郎は原作の少年探偵から、普通の小学生へと設定が変わっている。そんな正太郎少年に、鉄人の秘密を知る綾部老人は「男の子の人生は冒険から始まるんだ」という言葉を投げかける。

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※ゴジラ・ファイナルウォーズ (7ページ)

 2004年(平成16年)、シリーズ28作目の“ゴジラ・ファイナルウォーズ”が製作された。1954年(昭和29年)に初代ゴジラが誕生してから50年、“ファイナルウォーズ”はあの頃の少年達、今や“団塊の世代”に捧げられている。だから、瞬間、瞬間の1コマにこめられたその思いは、30代以下にはわかりようもない。第5福竜丸の水爆被爆を背景にした、初代の面影は薄まり、“ファイナルウォーズ”をゴジラと共に飾る主人公は、東宝が生み出した数々の科学兵器である。なぜか南極に派遣されている自衛隊、破壊された90式中戦車のそばで燃えるメーザー砲。迫り来るゴジラに立ち向かうために氷山をつき破って登場するのは、初代、轟天号である。

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