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生命情報科学の源流

第3回 1937年:仁科芳雄とニールス・ボーア

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関連書籍・映画のご紹介

本文に関わる事柄や時代を知るために役に立つ書籍や映画を紹介しています。

※仁科芳雄~日本の原子科学の曙 (1ページ)

 表紙の写真は、計数管を使って宇宙線を計測する仁科。

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※ニールス・ボーア論文集1  因果性と相補性 (3ページ)

 表紙は東大でのボーアの講義風景。アインシュタインとの論争の経緯や生命論など興味深い論説を集めている。

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※戦争と人間 (4ページ)

 1970年(昭和45年)から1973年(昭和48年)にかけて3部に分けて製作された日活の大作。1928年(昭和3年)の5・15事件から1939年(昭和14年)のノモンハン事件に至る歴史の中で、日本の産業家の一族を中心に、多彩な人間の生きざまと運命を描いている。

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※地獄に堕ちた勇者ども (4ページ)

 ナチスが台頭していく中で崩壊していくドイツ産業家の一族を描いている。

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※キャバレー (6ページ)

 1971年製作のハリウッド映画は、ケンブリッジから来た英国人青年とキャバレーで働く米国人女性を通してナチスが台頭していくドイツ社会を描いている。

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※量子力学と私 (8ページ)

 みすずから今でも入手可能な朝永全集全体の簡略版のようになっていて、全集の一冊『量子力学と私』とは同じ内容になっていない。滞独日記の抄録やコペンハーゲン解釈をめぐる名著『光子の裁判』も収録されている。「弁護人はいたずらっぽい例の青い目玉をくりくりさせながら、私の方をむいてにやりとしながらその本をさし出しました。おや、この顔はどこかで見たことがあるぞと思ったとたん私は思い出しました。これこそ、十数年前にわが国に来たことのあるイギリスの偉大な量子物理学者ディラックではありませんか。(中略)ずいぶんと長い、ややこしい夢からさめた私は、不思議の国の夢からさめたアリスのように、しばらくそのまま呆然としていました。そして見るともなく広げてある本の頁を見ますと、そこには次のような文句が書いてありました。-その一つの光子は、入射光線から分たれた二つの成分のどちらへも、部分的に入って行く、というふうに描述しなければならぬ。」あの“トム・スマイル”が目にうかぶ。

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※旅人:湯川秀樹自伝 (8ページ)

 幼いころから27才で中間子論文を書くところまでをカバー。しかしながら、実際にこの本が書かれたのは1957~59年(昭和32~34年)頃でずっと後の事。量子力学の創設期には若すぎて「乗りおくれた」とあせりにも似た気持ちをもっていた湯川が、「旅」の果てに見たもの、それが何だったのかこの本を読んでほしい。ところどころ、これが自伝なのかあるいは小説なのか、著者の目線が分からなくなる。心理学的な分析を試みたらおもしろいかもしれない。

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※分子生物学の誕生:マックス・デルブリュックの生涯 (10ページ)

 カリフォルニア工科大学構内で自転車をこぐデルブリュック。死が迫ったデルブリュックは自伝を執筆しようとするが、時間があまり残されていないことを知り、昔の学生フィッシャーに助けを求めた。生前キャロライン・コップ(後リプソン)からインタビューを受けていて、その内容はUCLAでの彼女の学位論文となっていた。こうして共著のこの本が完成する。フィッシャーはデルブリュックの死後に出版された『Mind from Matter?』の編集者の一人でもあり、2つの本を読み合わせるとデルブリュックの思想がよくわかる。

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書籍関連・映画のご紹介

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