シリーズのトップへ Gakken PRESENTS 大人の科学:製品版
機械工学シリーズ

スターリングエンジン

製品詳細 実験ハイライト 開発秘話
スターリングエンジンの歴史 実験についてのご質問

実験についてのご質問 実験がうまくいかないときは、以下をご確認ください。

■トラブルシューティング

現象 確認項目 確認方法と対策
始動が難しい ディスプレーサー ガラスシリンダー内を滑らかに動くか確認してください。動きが重い場合、スチールウールを転がすようにして少しずつ外径を小さくしてください。ガラスシリンダーを立ててディスプレーサーが抜け落ちる位の滑らかさが最適です。外径が小さすぎると始動性は良くなりますが、トルクが少なくなります。
ディスプレーサー ディスプレーサーと1mmステンレスシャフトにストローク方向のガタが無いか確認してください。ガタが大きいと始動不良やパワー不足の原因となります。あまり大きい場合は「ディスプレーサーを自作する」(別紙)に従って作り直してください。
コンロッドワッシャー まれに、ディスプレーサーシャフトとコンロッドの平行度にばらつきがある場合があります。コンロッド下のワッシャー(7mm)を外すことで改善することがあります。お試しください。なお、ワッシャー無しでも運転や耐久性に影響はありません。
シリンダー調整 ディスプレーサーとガラスシリンダーを外し、電池を使う調整法で再調整してください。適正な調整高さでは、ピストンが滑らかに往復運動します。
火力 火力が極端に小さいと始動困難になります。ガラスシリンダーの先端を覆う程度の火力が適当です。
回転が不安定 ディスプレーサー ディスプレーサー軸がスチールウールの中心がらずれている場合、出力が不安定になります。スチールウールの整形をしてから再組み立てしてください。
ガラスシリンダー ガラスシリンダー内にスチールウール等のカスが溜まると回転が不安定になります。ガラスシリンダーを外してクリーニングしてください。
ガラスシリンダー ガラスシリンダーのねじ込みに緩みがあると圧縮漏れから回転が不安定になることがあります。締めなおしてください。(締め過ぎに注意!指先でつまんで締める程度で十分です。)
ディスプレーサー スチールウールの位置が悪いと出力が不安定になります。ディスプレーサーの上死点(一番前)でガラスシリンダー内面に接触寸前が適正位置です。
ディスプレーサーの軸 ディスプレーサーの軸が曲がると回転が不安定になる場合があります。曲がった場合は修正してください。
スチールウール スチールウールが長すぎると出力不足になる場合があります。60mmが標準です。万一、長い場合は、はさみで切って整形してください。
発電できない コネクタ、スイッチ スイッチのON、コネクタ外れを確認してください。
プロペラが回らない 歯車 歯車が滑らかに回転するか確認してください。
クラッチ 急なクラッチ操作はエンストの原因になります。クラッチを繋いだまま再スタートしてみてください。
走らない 後輪軸 クラッチレバーをOFFの状態で滑らかに回るか確認してください。右後輪に回転力が伝わります。
前輪軸 前輪が滑らかに回るか確認してください。
前輪の傾き 右後輪に動力が伝わってます。この車輪が浮いている場合は前輪固定部品の傾きが考えられますので、固定部品センターの7mmのワッシャーを外してください。浮きが直らない場合は、前輪ユニットを右前輪を上げる向きに少しずつ曲げてください。
アルコールランプの芯の動きが悪い 芯台 上げ下げの繰り返しによって、芯にほころびが発生してスリップする場合があります。芯台を外し、芯の両端を持って強く引き伸ばしてください。ほころび部が堅くなって調子が戻ります。
Q1 部品が不足してます。

ご迷惑をおかけしました。 をクリックして、不足の部品名、住所、お名前、電話番号をお知らせください。翌営業日に不足品をお送りさせて頂きます。

Q2 左後輪が空転します。

後輪は、左輪はフリーで、右輪のみ回転力を伝える構造になっております。両輪を固定すると、コーナーを曲がる時、内輪と外輪の回転半径の違いから、回転速さの差が出るため、大きな負荷が発生します。実車では「デファレンシャルギヤ」と云う差動歯車を介して左右の回転差を吸収しますが、今回のキットでは、左輪をフリーにすることで、回転差による負荷の増大を回避しております。

Q3 ディスプレーサー調整部品からの軸部の長さは、仮止め時は約30mm出すように書かれていますが長すぎませんか?

ディスプレーサーの先端がガラスシリンダーの先に当たるくらいが最適の調整位置となります。ディスプレーサーと軸の組み立て位置関係にもよりますが、実寸で10~15mm位になることが多いようです。解説で判りにくい点がありましたことお詫びします。

Q4 始動が難しい

ディスプレーサー、ピストン、歯車関連の動きが重い可能性があります。組み立て説明書の調整方法(14ページ)、又は、トラブルシューティングを参照ください。

Q5 アルコールの入手方法

薬局などで「燃料用アルコール」と指定してお求めください。

Q6 スチールウールが壊れました

食器洗い等に使う「金属たわし」が使えます。商品名「ボンスター」が適しています。

Q7 ガラスシリンダーを割ってしまいました

をクリックして、部品名、住所、お名前、電話番号を明記の上ご相談ください。

Q8 アルコールランプの替え芯はありますか?

をクリックして、部品名、住所、お名前、電話番号を明記の上ご相談ください。

Q9 ディスプレーサーの役割は?

暖かい空気と冷たい空気の熱交換を助けます。空気はディスプレーサーの回りを通過しますので、ガラスシリンダーとの間は僅かな隙間が必要です。耐熱性があって、熱容量が小さく、軽い素材が適してます。

Q10 ピストン、シリンダーの精度は?

1/100mmの精度で生産管理しております。圧縮漏れはエンジン出力ダウンの原因となります。万一、「かじり」等が発生した場合はご相談ください。

Q11 油を注しても良いですか?

ピストン、シリンダーは高分子化合物でコーティングしてますので、注油厳禁です。万一注油した場合は、ピストンを外し、シリンダーとピストンに付着した油分をアルコールで拭き取ってください。

Q12 ピストンとディスプレーサー軸の関係は?

ピストンとディスプレーサーの軸は、お互いの位相が90度ずれて往復運動します。そのため、ピストン内を滑動するディスプレーサー軸とても滑らかな動きが必要です。また圧縮漏れも嫌いますので、僅かな隙間になるよう寸法管理されてます。取り扱いには十分ご注意ください。

Q13 コンロッドがフライホイールに組めない

シリンダーの位置が極端に高過ぎると組み付けできない場合があります。調整ネジで高さを合わせてください。最終調整では、シリンダーの中心の高さが、2つのフライホイールの噛み合わせ点高さと一致させます。(微調整は後工程で行います。)

Q14 断熱材(F5)の材質・安全性は?

新日化サーマルセラミクス(株)のSUPERWOOL607で、燃焼器、レンジ、ボイラ等の断熱や、建築の耐火被覆材として使われております。「アスベスト」ではありません。生体への影響につきましては、万一、体内に入った場合も、溶融効果があり、環境・安全に配慮された製品です。ご安心ください。

製品詳細 実験ハイライト 開発秘話
スターリングエンジンの歴史 実験についてのご質問
シリーズのトップへ このページのトップへ